マオリハーブとは

深い緑の森、濃いエメラルドブルーの水、どちらもニュージーランドを象徴する色。
太古の昔、伝説では、そこはジーランドと呼ばれた大陸の一部だったと言われています。世界の他の大陸から切り離され、独自の進歩を遂げてきたニュージーランドには、現在でも、世界でここでしか見ることのできない、固有の動植物が数多く生息しています。

1800年代、この地にヨーロッパ人が移住してくる前は、この地はポリネシア系のマオリ族の住む土地でした。個々の部族には、ヒーラーがおり、先祖代々伝わる医療を口承にて伝えてきました。彼らはこの地の様々なユニークなハーブを、病気の治癒、健康維持の目的で使い、その薬学はロンゴア・マオリと呼ばれています。

彼らにとって、ロンゴア・マオリは単なる独立した学問としての医学でなく、それは彼らの宇宙観、世界観の一部であり、非常に大きなホリスティックアプローチの中で、心身のバランスを取るためのものとして、使われてきました。

例えば、ロンゴアマオリでは、体の不調があった場合、その部分だけを治すという部分的アプローチはしません。まず、その不調の原因はどこにあるのか、また自然治癒力を阻害しているものは何であるのかを注意深く観察します。

病気の出現は、体の不調、感情、心、精神の状態のアンバランスな状態と捉えるアプローチは、インドのアーユルヴェーダとも非常に多くの共通点があります。

体は、心身一如のみならず、宇宙概念つまり意識をもつ存在であると捉えるマオリの包括的な宇宙観は、八百万の神を信じ、自然に対する畏敬の念を持ち、森羅万象に神を感じる日本人にとっては、言葉での説明抜きで、自然にすっと心になじみ、どこか懐かしさを感じるようなものなのではないでしょうか?

ニュージーランド在住13年のスタッフが、長年の付き合いのあるマオリハーブセラピストと共同開発するカカラのハーブ製品は、マヌカ、カワカワなど、ロンゴア・マオリの代表的なマオリハーブを使った商品です。

原材料となるハーブは無限ではありません。ロンゴアマオリでは、自然体系を壊してまで薬草を採取することはありません。 ひょっとしたら、「今、原料が十分に調達できない状態なので、お届けできる本数が限られます」などと、お知らせしなければならない可能性もゼロではありません。 しかしその代わりに、お届けする商品は、100%天然成分のみの、純粋な植物のパワーを、自信を持ってお届けします。

自然と共生する、マヌカ液体ハーブティー。ご購入くださる皆様が、ニュージーランドハーブの希少性をご理解くださり、その生命力とパワーを感じていただけたら、これ以上嬉しいことはありません。